2012年シーズンのF1グランプリ、70回記念を迎える伝統の一戦、モナコはモンテカルロ市街地コースです。ここでの1勝は、他での3勝に値すると言われているモンテカルロで、7人の歴代勝者が名を連ねる一戦となりました。
まず、予選はメルセデスのミハエル・シューマッハが、2006年のフランスGP以来の暫定ポールポジションを獲得します(前戦、スペインGPでのクラッシュが原因で、5グリッド降格ペナルティが確定済)。2010年シーズンの電撃復帰以来、3年目での予選トップタイムです。シューマッハに代わって、ポールポジションとなったのは2010年の勝者であるレッドブルのマーク・ウェーバーです。ザウバーの小林可夢偉は、予選12位と連続での予選第3セッション進出はなりませんでした(決勝は11番グリッド)。ちなみに、2012年シーズンに続いて、可夢偉のチームメイトであるセルジオ・ペレスは、予選にてクラッシュしています。また、お前か。
さて、決勝は上位勢が危なげなくスタートする中、シューマッハとロータスのロマン・グロージャンが接触しクラッシュ、後続は大混乱に陥ります。可夢偉もグロージャンのクラッシュに巻き込まれ、7周目にはリタイヤという残念な結果に終わってしまいます。どうも、こういう事態を巻き起こしておきながら、時にしれっと表彰台に上るあたり、前身のルノー時代も含めてどことなくロータスが気に入りません。2011年シーズンは、自己最高位の5位を達成していただけに、悔やまれます。ちなみに、この5位は、モンテカルロでの日本人最高位でもあります。
その後は、どちらかと言えば淡々とレースは進行していきます。32周目には、フェラーリのフェルナンド・アロンソが、先にピットインしたマクラーレンのルイス・ハミルトンを僅か1周のインラップで交わします。予選で、新品のプライムとオプションのタイヤを温存したレッドブルのセバスチャン・ベッテルは、他のドライバーとは異なるタイや戦略が功を奏して、9番グリッドから4位まで順位を上げます。
しかし、“ここはモナコ、モンテカルロ。絶対に抜けない。”とお馴染みのモンテカルロ市街地コース、ウェーバーが少々危なげなポール・トゥ・ウィンで今シーズンの初勝利を挙げます。可能性としては、十分にあるとは思っていましたが、第6戦で6人目の勝者です(コンストラクターズでは、レッドブルが2勝目を挙げます)。さて、1戦ごとに勝者が入れ替わる前代未聞のシーズンは、何処まで続くのでしょうか。
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