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初音ミク - Project DIVA -

橋梁・ダム・トンネル

2018年6月16日 (土)

浜原ダム、八戸ダム

2018_06_16_001

 梅雨入りしたとは思えないような雲一つない快晴の中、ダム巡りに行ってきました。向かった先は、江の川水系江の川の“浜原ダム”と同八戸川の“八戸ダム”です。

 同じ江の川水系ということもあって、3月末で廃線になった三江線の遺構を横目に眺めながらのダム巡りでした。この先、朽ちて果てて自然に帰っていくのか、撤去されていくのか気になるところです。何らかの形で活用されればいいなとは思うものの、現実的には厳しいとは思います。

2018_06_16_002 中国電力管轄の発電用ダムということで、ローラーゲートの巻き上げ機は、天端と同じレベルに置かれています。発電用の取水ダムということで、堤高は19mとあまり高くありませんが、361.4mを誇る堤長に12門のローラーゲートがずらりと並ぶさまは圧巻ですね。

 浜原ダムは、1953年竣工の重力式コンクリートダムです。余水吐にクレストゲート12門の他、排砂ゲート2門と堤体とは別に発電用の取水設備を備えます。排砂ゲートは、河川維持放流用として使用されているようで、そこそこの量が放流されていました。

2018_06_16_003 八戸ダムは、1970年着手、1976年竣工の重力式コンクリートダムです。常用洪水吐にコンジットゲート2門、非常用洪水吐にクレストゲート3門の他、利水取水設備を備えます。

 水位はかなり低めに見えましたが、予備放流水位くらいだと思います。ダムカードに記載の情報によると、島根県管轄のダムとしては、最大の貯水容量を誇るそうなのです。それでも、あまりの流入量のためにクレストゲートからの放流を行ったことがあるとか…。

 ちなみに、そこそこの山奥にあるため、docomoですら圏外という事態に…(島根県道41号線付近まで戻らないと圏内にならず)。圏外ダムは、大宮ダム、旭ダムに続いて3ヶ所目です。

2018年5月 4日 (金)

安濃ダム

2018_05_04_001 ゴールデンウィーク、実家に帰省しているのを利用して、ダム巡りに行ってきました。向かった先は、安濃川水系安濃川の“安濃ダム”です。

 安濃ダムは、1972年着手、1989年竣工の重力式コンクリートダムです。余水吐にクレストゲート3門の他、選択取水設備の利水放流口と洪水放流口をそれぞれ1門ずつ備えます。農業用水用のダムですが、きめ細やかに水位調整を行うことで、僅かながらに洪水調整容量を確保しているそうです。

2018_05_04_002 同じ三重県内で、年代の近い蓮ダムと堤体の雰囲気はよく似ています。クレストのラジアルゲートも同じような色ですし。事業者は、方や三重県、もう方や国土交通省と異なりますが、デザインは年代に依存する傾向にあるような気がします。

 三重県のダムカード集めは、広い県内に点在していることと、巡る順番を少し誤ってしまったため、なかなか終わりそうにありません。何回か、同じルートを走り回らないといけなさそうです…。

2018年5月 1日 (火)

二川ダム、広川ダム

2018_05_01_001 ゴールデンウィーク、実家に帰省しているのを利用して、ダム巡りに行ってきました。向かった先は、有田川水系有田川の“二川ダム”と広川水系広川の“広川ダム”です。

 二川ダムは、1959年着手、1966年竣工の重力式コンクリートダムです。常用洪水吐にオリフィスゲート2門、非常用洪水吐にクレストゲート2門の他、選択取水設備と発電用取水設備を備えます。少し古いダムなので、オリフィスの高圧ラジアルゲートが剥き出しになっており、油圧シリンダーではなくワイヤーで開閉されます。同年代の布部ダムと同じ形式ですね。

2018_05_01_002 左岸側のクレストゲートは、フラッシュボード付きです。選択取水設備は、河川維持放流用として堤体に穴をあけて増設されたようです。年季の入った堤体に対して、シリンダーゲートが比較的新しいので違和感がありますね。

 夏季制限水位は、オリフィスゲートから越流できるギリギリのEL+179.40mらしいので、その時季はラジアルゲートが上流側からでも露わになるものと思われます。ただ、発電可能水位のEL+181.00mを下回ってしまうため、発電能力は失われてしまいます。

2018_05_01_003 広川ダムは、1968年着手、1974年竣工の重力式コンクリートダムです。余水吐にクレストゲート2門の他、ホロージェットバルブ1門、選択取水設備を備えます。

 この左岸側に鎮座したホロージェットバルブ、堤高53.5m、堤長166mの堤体に比べると、かなり大きく見えます。上流側にはコースターゲートの戸当たりらしきものがありますし、常用洪水吐として使うのでしょうか?河川維持放流は、右岸側の選択取水設備から取水したと思われる放流がありましたし。

 残念ながら工事中のために天端へは立ち入ることができませんでした。堤体下にも行ってみましたが、生い茂る木々とフェンスに遮られてほとんど何も見えず…。

2018年4月 7日 (土)

鳥取砂丘、浦富海岸、殿ダム、佐治川ダム、円形劇場くらよしフィギュアミュージアム

2018_04_07_001 鳥取旅行の2日目に向かった先は、“鳥取砂丘”“浦富海岸”、千代川水系袋川の“殿ダム”、千代川水系佐治川の“佐治川ダム”、再び倉吉に舞い戻っての“円形劇場くらよしフィギュアミュージアム”です。

 鳥取砂丘は、観光可能な砂丘としては日本最大の規模を誇る言わずと知れた鳥取県を代表する観光名所です(本当の日本最大は、自衛隊の敷地となっている青森県の猿ヶ森砂丘だそうです)。正直なところ、倉吉や蒜山・大山の存在を知るまで、鳥取県の観光地といえば鳥取砂丘くらいだと思っていました…(失礼)。

2018_04_07_002 見渡す限りとまではいきませんが、砂礫地広がる光景は、まさに“マジカルミライ2017”のテーマソングにもなったハチ 氏の「砂の惑星」さながらです。スキー場に設置されているようなホーンスピーカーから、無限ループで再生してほしいところです。

 馬の背と呼ばれる高い砂丘があるので、それこそ砂しか映っていない写真も撮れます。コスプレして、南方研究所によるミュージックビデオの再現っぽいことをやってみるのもいいかもしれません。まぁ、コスプレイヤーじゃないので、私はやりませんが…。

2018_04_07_003 冨浦海岸は、条件さえ良ければ山口県の角島のように綺麗なエメラルドグリーンの海が見られるジオパークです。まぁ、波の荒いこの時季の日本海側、昨日から荒れ模様の天候なので、無理なことは経験から百も承知でした。

 絶景の撮影は、また別の機会に挑むとして、撮影スポットの下見くらいのつもりでしたが、何処か分かりませんでした…。かなり広範囲に散策する必要がありそうなので、改めて時間をたっぷりととって、改めたいと思います。

2018_04_07_004 殿ダムは、1985年着手、2011年竣工のロックフィルダムです。常用洪水吐に自然調流式のオリフィスゲート2門の他、非常用洪水吐は横越流水路式、選択取水設備を備えます。

 フィルダムとしては、非常にありきたりな設備ですが、特徴的なのはその洪水吐の形状です。国内で初めての階段式洪水吐きとなっています。よくある洪水吐だと長いスロープを勢いよく一気に流れ落ちていきますが、階段状だと各段が減勢工の役割を果たします。

2018_04_07_005 佐治川ダムは、1967年着手、1971年竣工の重力式コンクリートダムです。常用洪水吐にコンジットゲート2門、非常用洪水吐にクレストゲート1門の他、利水放流設備を備えます。クレストゲートの減勢工は珍しいスキージャンプ式なのですが、菅沢ダムと同じようにコンジットゲートの機械室の上に設けられています。

 佐治川ダムから直線距離にして約6km、国道482号線を通って県境を超えれば恩原ダムがあります。恩原ダムは旭川水系なので、この県境が太平洋側と日本海側の分水嶺にあたります。

2018_04_07_006 円形劇場くらよしフィギュアミュージアムは、旧明倫小学校の円形校舎を利用したフィギュアミュージアムです。この円形校舎、現存するものでは国内最古であり、老朽化のために解体される運命にありました。解体を惜しむ声から集まった約7,000名の署名から、クールジャパンを象徴するフィギュアを約2,000を収蔵した一大展示施設として蘇りました。

 「ゲゲゲの鬼太郎」の故水木しげる 氏、「名探偵コナン」の青山剛昌 氏等の出身地であり、世界的なフィギュアメーカーであるグッドスマイルカンパニーが国内唯一の工場を構える倉吉という地域性を背景に生まれた誰も目にしたことのないビッグスケールのフィギュアミュージアムです。

2018_04_07_007 館内撮影は基本的に自由という展示施設としては珍しいスタイルですが、インターネット掲載時にはモノクロ加工が条件となります。円形劇場では、“モノクロで撮影する”という新しい写真の楽しみ方を推奨されています。当時の教室を再現した部屋をモノクロ加工すると、昭和の雰囲気が醸し出されます。

 この4月7日は、オープンデーということで、当初の予定にはなかったのですが、急遽変更して倉吉まで戻ってきました。倉吉の新しく生まれたシンボルですが、滞在時間が短かったため、じっくりと見ることはできませんでしたが、また改めて訪れたいと思います。

2018年4月 6日 (金)

社口ダム、湯原ダム、打吹公園、赤瓦・白壁土蔵群、倉吉線鉄道記念館、百谷ダム

2018_04_06_001 桜が舞い散る中、泊りがけの鳥取旅行に行ってきました。1日目に向かった先は、旭川水系旭川の“社口ダム”“湯原ダム”、倉吉地区の“打吹公園”“赤瓦・白壁土蔵群”“倉吉線鉄道記念館”、千代川水系天神川の“百谷ダム”です。

 目的は、いつも通りの平日限定配布を含むダムカード集めと、数年前にふるさと納税で縁のある倉吉市には、以前から行ってみたいと思っていました。先日までの予報よりも悪天候で、思ったように観光できなかったので、如何ばかりか消化不良ではありますが…。

2018_04_06_002 社口ダムは、1954年竣工の重力式コンクリートダムです。常用洪水吐にクレストゲート3門、非常用洪水吐に(堤体の半分だけですが)全面越流式のクレストゲートの他、排砂ゲート1門を備えます。堤高16.5m、堤長75mとダムとしてはかなり小型の部類ですが、昨日が豊富でフォトジェニックなダムです。

 そうはいっても、電力会社管轄の発電専用ダムなので、飾り気は全くありませんが、実用一点張りの機能美はなかなか。上流の湯原ダムから取水した湯原第一発電所の逆調整池としての役割もあるみたいです。

2018_04_06_003 湯原ダムは、1954年竣工の重力式コンクリートダムで、洪水吐にクレストゲート6門の他、堤体下部に排砂管らしき穴があります。訪れるのは、4年9ヵ月ぶりですが、あの時に忘れたダムカードを貰うのに、ずいぶんと時間がかかってしまいました。ちなみに、前回もこんな感じの天候不良だったので、どうも山陰とは相性が悪い疑惑があります(汗)。

 前回は6門とも同じ色だったスライドゲートの門扉のうち、5枚が灰色から薄い青緑色に塗りなおされていました。もしかして、各年度に1枚ずつ塗りなおしているのでしょうか?

2018_04_06_004 倉吉地区は、赤瓦に白壁土蔵の古き良き町並みの残る山陰の小京都です。巡ったのは、打吹公園、赤瓦・白壁土蔵群、倉吉線鉄道記念館の3ヶ所です。

 打吹公園は、園内にソメイヨシノをはじめとするたくさんの桜が植えられています。ソメイヨシノは既に散ってしまっていましたが、手弱女や一葉、枝垂桜等はまだ満開の状態でした。

 倉吉市は、“ねんどろいど 桜ミク Bloomed in Japan”をお迎えするために、“ふるさと納税”した縁があります。グッドスマイルカンパニーの国内初の生産拠点である楽月工場での最初の製品ということもあって、一緒に連れていって里帰りをさせてあげました。生憎の雨のため、車の中から写真を撮るのが関の山でしたが…。

2018_04_06_005 赤瓦・白壁土蔵群は、その名前の通り赤瓦と白壁の土蔵が残る歴史風情溢れる街並みです。少し高台に位置する打吹公園から俯瞰すれば赤い屋根瓦、碁盤目状の街並みを歩けば白壁の土蔵が並びます。一角には、GOODSMILE ONLINE SHOP 出張所 in 赤瓦一号館もあり、ねんどろいどやスケールフィギュアをお迎えできます。

 KONAMIのWeb連動型音楽配信企画ヒナびた♪の舞台である倉野川市は倉吉市がモデルであると考えられており、2016年には倉野川市と倉吉市の姉妹提携が実現しています。街のところどころに等身大のPOPを置いているお店があったり、石谷精華堂の銘菓“打吹公園だんご”のイラスト入りパッケージがあったりと、サブカルに寛容な雰囲気がありました。

2018_04_06_006 倉吉線鉄道記念館は、1912年(明治45年)に倉吉軽便鉄道として開通、民営化を数年後に控えた1985年(昭和60年)に廃線となった国鉄倉吉線の鉄道保存展示施設です。

 当時の写真パネル、信号機、資料等の他に貨車移動用ディーゼル機関車、C11型蒸気機関車75号機が静態展示保存されています。C11型は雨ざらしの屋外展示ですが、大きな痛みや部品盗難等もなく保存状態は良好でした(主だった部品で見当たらなかったのは逆転機の操作ハンドルくらいです)。管理運営する倉吉市をはじめ、周辺住民から大切にされているものと思われます。

2018_04_06_007 百谷ダムは、1969年着手、1973年竣工の重力式コンクリートダムです。常用洪水吐にオリフィスゲート1門、非常用洪水吐にクレストゲート2門を備えます。どちらも近年の県営ダムでよく見かける自然調流式ですが、クレスト自由越流式洪水吐を採用した日本で初めてのダムです。

 完全なゲートレスかと思いきや、オリフィスゲートのコースターゲート(予備ゲート)は、しれっとローラーゲートが供えられています。この手のゲートレスダムの場合、角落としがあるだけというのが当たり前なので、少し意表を突かれました。

2018年3月31日 (土)

本庄水源地堰堤、三永貯水池堰堤

2018_03_31_001 桜が満開で見ごろを迎える中、ダム巡りに行ってきました。向かった先は、二河川水系二河川の“本庄水源地堰堤”と黒瀬川水系三永川の“三永貯水池堰堤”です。どちらも、ほぼ1年ぶり3度目の訪問です。

 昨年は、桜の季節に行われる一般公開に二回も行きながら、桜が全く咲いていなかったり、既に散り始めたりと、満開の最も良い時季を外してしまいました。今年は、満開の時期に訪れることができました。若干の蕾は残っていましたが、恐らく次の週末にはかなり散ってしまうと思います。

2018_03_31_002 どちらも水道用水源地ということで、普段は一般人が立ち入ることはできません。基本的に、見て回ることができないので、撮影できるポイントそのものがかなり限られてしまいます。本庄水源地堰堤は、数カ所ありますが、三永水源地堰堤に至っては、一カ所しかありません(3回ともほぼ、同じ写真)

 桜の花というのは、被写体として至極難しいと思いました。凡そ、JPEG圧縮と相性の悪い色合いなので、離れて撮ると全く綺麗に撮れないのですよね。吉野山の千本桜並みに群生していて俯瞰撮影できるともかく、マクロ気味に撮るしかありませんでした…。

2018年1月 5日 (金)

紀の川大堰

2018_01_05_001 年末・年始、実家に帰省しているのを利用して新春ダム巡りもとい堰巡りに行ってきました。吉野川水系吉野川紀の川水系津風呂川の“紀の川大堰”です。大迫ダムに始まる紀ノ川水系に居並ぶ最後の堰です。ダムカードも、残すはここの1枚だけでした。

 紀の川大堰は、1978年着手、2009年竣工の堰です。堤高7.1mと15mの半分にも満たないため、立派な堰です。堤長542mに、シェル型ローラーゲート7門と起伏ゲート2門に魚道が3種類計6基と、なかなかに豪華な構成です。ローラーゲートも7門中2門は、2段式の流量調整ゲートになっています。

2018_01_05_002 左岸側には管理所だけでなく、パネル展示などが行われている“水ときらめき紀の川館”が併設されています。誰もいない操作室をガラス越しに見学できたり、屋上から全体を俯瞰できたりします。

 気温一桁代前半、小雨が降る中だったので、あまり時間をかけて見て回る余裕はありませんでした。和歌山県内のダムカードをコンプリートするには、どうしてもここがネックになってしまうので、タイミングとしてはここしかありませんでした(北側に外れていることと、配布開始時刻が遅い)。

2017年8月17日 (木)

君ヶ野ダム、青山高原ウインドファーム

2017_08_17_001 お盆休み、実家に帰省しているのを利用して、ダム巡りと風力発電所巡りに行ってきました。向かった先は、雲出川水系八手俣川の“君ヶ野ダム”“青山高原ウィンドファーム”です。

 君ヶ野ダムは、1964年着手、1971年竣工の重力式コンクリートダムです。非常用洪水吐にクレストゲート2門、常用洪水吐にコンジットゲート2門の他、日々の放流用として、大小2門のホロージェットバルブを備えます。大きい方は、堤体中央に鎮座し、豪快に放水していました。

2017_08_17_002 高圧ラジアルゲートのコンジットゲートは、堤体内蔵式ではなく外付け式に近いです。ゲート駆動部を囲うように、操作室が作られています。堤体から張り出した操作室って、ありそうであまりありませんよね(行ったことがあるのは、富田川水系富田川の川上ダムと錦川水系生見川の生見川ダムくらいです)。

 特段に年式の古いダムというわけではありませんが、堤体下流面は上部の方が苔むしていました。非常に年季の入った印象になり、趣深くていい感じです。

2017_08_17_003 青山高原ウインドファームを訪れるのは、2012年以来5年ぶりです。この5年の間に、風力発電機が20基15MWから60基80MWへと増強されていました。ただ、半分くらいはプロペラが回ってしませんでした(ブレードをフルフェザーにしていたので、意図的に停止状態)。実のところ、設備稼働率はどれくらいなのでしょうね?

 標高700~800mの高原というだけあって、下界に比べて5℃くらい気温が低いですが、雲が流れ込んでくるため、視界はあまりよくありませんでした。風車本体が、白色に塗装されているので、こういう気象条件だと、すぐ近くにあっても見えないのですよね…。

2017年8月14日 (月)

猿谷ダム、旭ダム、風屋ダム、二津野ダム、七色ダム、池原ダム

 お盆休み、実家に帰省しているのを利用して、ダム巡りに行ってきました。新宮川水系熊野川の“猿谷ダム”、新宮川水系旭川の“旭ダム”、新宮川水系十津川の“風屋ダム”“二津野ダム”、新宮川水系十津川の“七色ダム”、新宮川水系北山川“池原ダム”です。

2017_08_14_001 猿谷ダムは、1950年着手、1957年竣工の重力式コンクリートダムです。余水吐に、クレストゲート4門の他、河川維持放流に使われている放流管が1門を備えます。

 国土交通省直轄のダムとしては、全国で2例しかない利水専用ダムという極めて珍しい存在です。そして、発電専用ダムが居並ぶ新宮川水系において、唯一の多目的ダムです。まぁ、多目的といっても、発電と不特定利水だけで、洪水調整機能はないのですけれどね…。この不特定利水、吉野川分水の取水で減少した紀ノ川水系紀ノ川吉野川水系吉野川の水量を補填するために使われています。小学生のころ、不足分を他所から簒奪してくるのは習いましたが、ここだったとは…。

2017_08_14_002 旭ダムは、1971年着手、1978年竣工のドーム型アーチ式コンクリートダムです。余水吐にクレストゲート3門、低位放流管2門の他、排砂バイパストンネルを堤体とは別に備えます。上部の瀬戸ダムと揚水発電を行っています。着手年、竣工念が同じですので、当初より揚水発電を視野に入れていたものと思います。

 管理所などでダムカードはもらえますが、天端への立ち入りはできません。また、急峻な山間に作られたダムなので、堤体を正面から見ることもできません。ウィングのない三次曲面の綺麗な堤体は、個人的にポイント高しです。

2017_08_14_003 風屋ダムは、1954年着手、1960年竣工の重力式コンクリートダムです。余水吐にクレストゲート4門の他、河川維持放流に使われている放流管が1門を備えます。

 クレストゲートのゲートピアは、ゲートの構造に係わらず鉄筋コンクリート製とするのが一般的ですが、ここは珍しい鉄骨構造です(有名どころとして、高知県は吉野川水系吉野川の早明浦ダムがあります)。天馬から高く組み上げられたトラスフレームは、なかなかに魅力的です。

2017_08_14_004 二津野ダムは、1959年着手、1962年竣工の同心円型アーチ式コンクリートダムです。余水吐にクレストゲート6門を備えます。右岸側の1門は、河川維持放流用に、子ゲート内蔵型ローラーゲートとなっています。電源開発が手掛けた初めての越流型アーチ式ダムですが、関西電力が手掛けた同じアーチ式の旭ダムに比べて、堤体のオーバーハングは控えめです。

 1年5ヵ月前、Twitterのフォロワーさんの全天球カメラが、志半ばで減勢工に散ってしまう悲劇がありました。今回は、追悼のための聖地巡礼です。

2017_08_14_005 七色ダムは、1965年竣工の重力式アーチダムです。余水吐に、土地名に肖ったのかは知りませんが、7門のクレストゲートを備えます。池原ダムと揚水発電を行っており、池原ダムが上池、七色ダムが下池にあたります。200.8mと少し短めの堤長に対して、ほぼいっぱいにゲートが設けられているため、正面から見ると、非常に迫力があります。

 全国に12基しかない重力式アーチダムですが、訪れるのは、これで4基目です。左右対称の停滞が多いので、個人的には好みなのですが、残りは遠方なので難しそうです。

2017_08_14_006 池原ダムは、1962年着手、1964年竣工のドーム型アーチ式コンクリートダムです。余水吐に、クレストゲート4門の他、表面と中層の選択取水設備を備えます。ただ、池原ダムそのものは、非越流堤体のため、ダム本体に放流設備や取水設備の類は、全くありません。

 堤長460mは、アーチ式としては黒部ダムに次ぐ国内第2位を誇ります。湛水面積843ha、総貯水容量3億3840万m3は、アーチ式として国内第1位を誇ります。堤高も国内第12位の110mの立派なものです。全く飾りっ気のない堤体は、下から見上げると、まさに壁です。

2017_08_14_007 さて、肝心の放流・取水設備がどこにあるかといいますと、池原ダムの反対側に設けられています(天端からお互いに見えます)。正面から見ると、ダムのようにしか見えませんが、昔の航空写真を見る限り、元々は峰だったところに、導流部のみが設けられているように思われます。

 堤体下は、下北山スポーツ公園として整備されており、スポーツの他、キャンプやバーベキューを楽しむことができます。ダムができる前の北山川は、この公園の敷地内を流れていました。

 1日に巡った基数としては、過去最多タイの6基ですが、何れもダムカードを配布しているということで、少し時間に追われながらのダム巡りとなってしまいました。このあたりの国道は、狭隘区間があったり、土砂災害に巻き込まれてきれいに新しく整備されていてカーナビと違っていたりと、ダム間の移動も少し大変でした。

2017年7月22日 (土)

温井ダム、小瀬川ダム、弥栄ダム

2017_07_22_001 先日、中国地方から関東甲信越地方までの梅雨明けが発表された中、ダム巡りに行ってきました。梅雨の次は、台風と渇水、ダムの真価が問われる季節が続きます。向かった先は、田川水系滝山川の“温井ダム”、小瀬川水系の“弥栄ダム”“小瀬川ダム”です。

 温井ダムは、1974年着工、2001年竣工のドーム型アーチ式コンクリートダムです。非常用洪水吐にクレストゲート5門、常用洪水吐にコンジットゲート4門、中位標高放流設備にホロージェットバルブ2門他、堤体とは別に選択取水設備が設けられています。

2017_07_22_002 訪れるのは、2年1ヵ月ぶり3度目です。過去2回は、何れも常時満水位から夏季制限水位への水位低下放流の時期でしたが、今回は何でもない日の訪問です。今年は、竣工15周年ということで、記念ダムカードが昨日から先着1,500枚の限定配布されています。

 156mを誇る堤高は、アーチ式としては、堤高186mの黒部ダム次ぐ日本第2位です。ウィングのないほぼ左右対称の堤体は、“日本最後のアーチ式ダム”に相応しい美しさです。唯一、計画としては存在しているものの、川辺川ダムの建設が着手される見込みはありません。

2017_07_22_003 小瀬川ダムは、1958年に着工、1964年に竣工の重力式コンクリートダムです。訪れるのは、1年2ヵ月ぶり4度目です。残念ながら、クレストゲートからの放流はしていませんでした。まぁ、ハウエルバンガーバルブからの方水位に至っては、1度もお目にかかったことはありませんが…。

 洪水調整容量確保のためか、渇水のためかは分かりませんが、常時満水位よりも水位がかなり下がっていました。それでも、堤体に比して巨大なクレストのラジアルゲートの全貌を望むことはできません。ゲート操作のワイヤー取付金具までは見えているので、あと少しだとは思います。

2017_07_22_004 弥栄ダムは、1971年に着工、1990年に竣工の重力式コンクリートダムです。訪れるのは、2年1ヵ月ぶり3度目です。重力式コンクリートダムとしては総貯水容量を含めて中国地方では最大のダムです。

 緩やかな曲線を描いた540mの堤長は、日本第5位を誇ります。ダム巡りをするときは、歩いて天端を往復するということに決めているのですが、この暑さの中でこの距離を歩くというのは、少し無謀でしたね。基本的に、コンクリートの塊なので、この時期の天端は焼けるように熱いのですよね…。

 ちなみに、監査廊といった堤体内部は、年間を通して20℃前後で安定しています。この時季に立ち入ると、二度と外に出たくないくらいに快適なのですよね。もう、ここで暮らす!

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